偽装請負 何が悪い

偽装請負の何が悪いのか?

偽装請負の何が悪いの?

偽装請負はIT業界で非常に問題となっている働き方ですが、
中には偽装請負って何が悪いのか?

 

イマイチ、ピンと来ない方もいらっしゃると思います。
何故なら偽装請負は一見普通に働いている以上は、
特に何の問題も発生しないからですね。

 

しかし、偽装請負というのは実は労働者が
かなり不利になる仕組みになります。
ここは絶対に知っておいた方がいいと思いますので、
偽装請負は何が悪いのか?を、まとめてみました。

 

いくら残業をさせても客先の会社はお金を払う必要が無い

まず、偽装請負がマズい大きな理由の一つは、
いくら客先の会社がお金を支払う必要が無い事が挙げられます。

 

偽装請負は契約形式が請負です。
つまり報酬の発生は成果物によって支払われるという契約になりますので、
客先の会社はいくら残業をさせてもお金を払う必要がありません。

 

特定派遣であれば残業が発生したら
残業の労働時間分を客先が支払う必要があります。
何故なら、契約形式が派遣だからですね。
時間での契約となりますので働かせたら働かせた分、
お金を支払う必要があるのです。

 

従って偽装請負というのは悪い言い方をすると、
いくら残業を強いようが、休日出勤や徹夜を強要しようが、
客先にとっては何の負担にもならないわけです。
定額でひたすら使い倒すのに便利なわけですね。

 

そのため、偽装請負をされている労働者は
非常に不利な状況で働かされてしまう可能性があります。
いくら残業しても客先の支払額が増えないため派遣元の会社も潤わないので、
給与アップも全く期待が出来ないということです。

 

もし、あなたの常駐している客先のプロパー(正社員)の人間が、
残業の過多に対して何も言ってこない場合は高い確率で偽装請負である可能性が高いです。

 

労災が発生した場合に労災隠しを行われる

続いて偽装請負がダメな理由が労災隠しが行われることです。

 

労災は簡単に言うと業務遂行上で発生してしまった怪我や疾病に対して、
国が労災保険から保険給付を行う制度になりますが・・・。

 

この労災を受ける場合は派遣元と派遣先の双方が、
労災事故に対する詳細を労働基準監督署長に報告する義務があります。
報告を怠ってしまった場合は安全衛生法違反で罰されてしまうからですね。

 

しかし、その際に労災を受ける労働者は、
「誰が、いつ、どのような業務指示をしていたのか?」といった
情報が明らかになってしまうため偽装請負がバレてしまうからです。

 

偽装請負は法律違反になりますので、
派遣元、派遣先の双方が罰されることになりますので、
労災を隠したり、事実を捻じ曲げたりすることがあるんですね。

 

もし、偽装請負で働いていてあなたが倒れてしまっても、
会社は絶対に助けてくれなくなります。
オチオチ病気にも慣れないわけですね。
不健康なIT企業に勤めてる以上はかなり不安になりますよね?

 

 

会社自体が儲からない

最後に偽装請負という働き方は会社に利益をなかなかもたらす事が出来ません。

 

何故なら偽装請負は技術を売る事ではなく人を売る商売のため、
人月以上の利益を出す事が出来ないです。
働いたら働いた分のお金しか会社が儲かる事が無いのです。

 

また、会社自体の独自性が皆無のため、同じことをしている他者と差別化が出来ません。
差別化が出来ないことは価格競争に発展し、疲弊していく事は火を見るより明らかです。

 

偽装請負ではなく自社製品を開発している会社や、
受注開発をしている会社は単に成果物を納品するだけでなく
後の保守契約も交わし、会社にある程度自動的に利益をもたらす
仕組みを作っていくものですが・・・。

 

人を売っているだけでは会社に独自性が持つことも、
利益の仕組みを構築していくことが難しくなります。


偽装請負は労働者に対して不利な契約

疲れた社員

 

このように偽装請負は
労働者にとって悪い事が目立つ事が分かって頂けると思います。

 

もし、あなたが客先で残業、休日出勤、徹夜といった
かなり過酷な労働を強いられていたりする場合は、
都合の良い労働者として低く見られている可能性が高いです。

 

あなたの派遣先はあなたの事を気遣ってくれていますか?
いくら働かせても問題が無い、
使い捨ての存在として扱われてはいませんか?

 

偽装請負といっても現場によって扱いはかなり変わってきますが、
もし、あなたが常駐先で悪条件で働かされている場合は
転職を考えた方がいいかもしれませんね。

 

労働環境がかなり良くなる可能性が高いといえます。

 

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